メジャーな富士登山道には無い険しさが、そこにある・・・・・

起点、須山浅間社(裾野市)もしくは水ヶ塚公園から登る「富士山須山登山歩道」は緑の森を向け原生林を登り寒冷地低木の林を抜け宝永火口群の脇を更に登り富士宮登山道新六合目に至る登山道です。メジャーな富士登山道のように登りやすい道ではありません。山岳登山になれた方、一度はお試しください。雄大な大自然の造形美に必ず虜になりますよ。

宝永第2火口脇の須山登山歩道から第1火口、山頂を仰ぐ *裾野市北限地 標高2193m地点
宝永第2火口脇の須山登山歩道から第1火口、山頂を仰ぐ *裾野市北限地 標高2193m地点

裾野市の小学5,6年生の学習会の様子の画像ですが、富士宮口五合目までバスで行き六合目を経由して宝永火口(第1,2,3火口群)縁の須山登山歩道を歩きました、これですと五合目から30分程度で宝永火口まで行けます。夏場混みあう富士登山を避けて宝永火口見物もいいですよ!

富士登山

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富士登山道マップは下記からダウンロードできます。尚、裾野市からは標高1500mの水ヶ塚公園から富士宮口登山道6合目まで古道である「須山登山歩道」があります。他メジャー登山道と違いかなり険しい山岳道ですので、登山経験が豊かな方にお勧めいたします。尚、6合目までの所要登山時間は概ね7時間位です。途中、御殿庭、宝永火口群(第1第2第3火口)沿いを登山します。2013.8.26マップ更新

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静岡県が運営するサイト「はじめての富士登山ご案内します」ですが、書く登山ルートの説明・宿泊情報:事前チェック・カレンダー等、富士登山に関する情報を網羅するサイトです。お勧めです!

富士山の登山道は色分けされています、登山道の色しっかり覚えてくださいね。

登山ルート別に色分け表示されています。クリックで拡大
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山頂部には八つの峰が有ります。クリックで拡大
山頂部には八つの峰が有ります。クリックで拡大

五合目の高さって、登山道ごと違うんですよ!

知ってましたか?富士山五合目の高さ!

皆さん、富士山五合目の高さ知ってましたか?知ってますか?あらビックリ!登山道によって五合目の高さが違うんですね。知ってびっくりです。で、どのくらい違うかというと1000M近くも違うんですね。例えば富士宮口は五合目標高は2,400Mで、吉田口の五合目標高は2,305M、例えば御殿場口は五合目標高は1,440Mで、須走口の五合目標高は2,000M。


大方の登山の方は五合目まではバスで行きますよね。こんなに違うなんて本当にびっくりでした。で、山頂までの所要時間も当然違います。

富士宮口は五合目2,400Mから山頂までは登り5キロで約5時間

吉田口は五合目2,305Mから山頂までは登り7.5キロで約5時間30分

御殿場口は五合目1,440Mから山頂までは登り11キロで約7時間30分

須走口は五合目2,000Mから山頂までは登り7.8キロで約5時間30分

 

富士宮登山道と吉田口登山道 クリックで拡大
富士宮登山道と吉田口登山道 クリックで拡大
御殿場口登山道と須走口登山道 クリックで拡大
御殿場口登山道と須走口登山道 クリックで拡大

 

登山時期

開山期間は710日から910で、平日に登山すればそれほど混雑していません。また8月も中旬を過ぎれば人出も少なくなるので、旧盆過ぎの富士登山というのも一つのねらいどころといえるでしょう。

注意事項

富士山は決してビギナー向きの山ではありません。富士山頂の気圧は、平地が約1,000 ミリバールとすると、630ミリバールと約3分の2程度しかありません。頂上へきて缶ビールで乾杯しようとするとほとんど泡になって吹き出してしまうとか、料理しようとしても87℃でお湯が沸騰してしまうので美味しく調理できないとか、高地ならではの現象に驚かされることもあります。気をつけなくてはいけないのが高山病で、めまいや吐き気をもよおすことになりますから、登山はゆっくりと自分の体力、体調に合った歩き方で、小休止をはさんで気圧に順応しながら一歩一歩登ることが大切です。富士山では携帯電話は使えない所があります。もしもの時は無理をせずに最寄りの山小屋や救護所に立ち寄りましょう。又、富士山では雷も発生しやすく、天候が急変する事があります。まだ大丈夫などと過信せずに早めに山小屋・救護所に避難してください。

 
  1. 富士山は日本一高い山です。登り始める前に天気予報、雨具、防寒具の準備を十分に確認してください。(山の天候は急変します、必ず装備ください。)

  2. 万一、天候が急変したらまず最寄りの山小屋へ避難してください。

  3. 富士山は、登山道以外のところでも一見登れるように見えますが、落石をおこすなど大変危険ですので、必ず登山道を歩いてください。

  4. 富士山頂からの下山道は、「吉田口・須走口」「御殿場口」「富士宮口」の3つがあります。十分に注意して下山しましょう。

  5. 「吉田口・須走口」は、8合目で別れます。

  6. 途中でブルトーザー専用道と交差することがありますので注意しましょう。

  7. 夜間登山をする場合、懐中電灯は不可欠です。電池の有無を確認してください。

  8. 富士山ではゴミ持ち帰りをお願いしています。富士山の美化にご協力ください。

  9. 指導センターは吉田口六合目と富士宮口五合目にあります。

  10. 救護所は吉田口七合目と富士宮口八合目にあります。

 

最古の富士登山道のひとつ須山登山道の復興

旧須山登山道概略図 クリックで拡大します。
旧須山登山道概略図 クリックで拡大します。
須山口登山ルートは、静岡県裾野市にある須山浅間神社を起点とする登山道で、南口とも呼ばれていました。富士山の登山道の中でも一番激しく変化をしたところです。
登山道としての始まりは大同3年(808年)と言われ、江戸時代の初期には年間5千人を超えたことも多くあったと記録されています。宝永4年(1707年)の宝永大噴火により、須山口五合目が大噴火、登山道が消滅してしまいました。安永8年(1779年)に勝田惣次郎とその息子の勝田茂衛門によって復興に着手し、翌安永9年(1780年)に浅間神社~十文字辻~幕岩~銀明水のルートで復興しました。明治16年(1883年)に御殿場口の開削されて、須山口2合8勺に連結。明治22年(1889年)に東海道線の開通により、駅から近い御殿場口がにぎわうようになり、須山口は衰退するようになりました。明治45(1912年)に旧陸軍の演習場として撤収され、廃道となりました。昭和8年(1933年)、渡辺徳逸さんにより須山登山道復興を画策されるが、昭和10年(1935年)に国際冨士美村計画など三つの計画を反対した為に、国立公園に組み入れる計画の須山登山道も廃案になってしまいます。平成6年(1994年)、須山口復興の気運が盛り上がり調査研究を始め、翌年には県や国に対して復興の手続きをして、登山道整備に取り掛かりました。そして平成9年(1997年)6月、須山口登山歩道が完成し、85年ぶりに須山口が復活することになりました。平成11年(1999年)7月には須山口下山歩道が完成、現在の須山口が形成されました。
世界遺産 富士山の構成資産である富士山南口下宮 須山浅間神社のパンフレットです。高精細にてダウンロード可能です。
suyama_浅間神社パンフ.pdf
PDFファイル 1.3 MB
1997年に復興した富士山須山口登山歩道および1999年に完成した須山口下山歩道の詳細パンフレットです。高精細にてダウンロード可能です。
略図にはこの度世界遺産登録された旧須山登山道も入っていますのでその行程の違いなども確認できます。
suyama_登山歩道案内.pdf
PDFファイル 1.7 MB
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410-1102静岡県裾野市深良451 (裾野市商工会館2F)

TEL: 055-992-5005 FAX:055-992-7300

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410-1116静岡県裾野市千福7-1

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